JAJSC99B December   2012  – December 2015 TLC6C5912-Q1

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱特性について
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 スイッチング特性
    7. 6.7 代表的特性
  7. パラメータ測定情報
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 サーマル・シャットダウン
      2. 8.3.2 シリアル・イン・インターフェイス
      3. 8.3.3 レジスタのクリア
      4. 8.3.4 SER OUTによるカスケード接続
      5. 8.3.5 出力制御
    4. 8.4 デバイスの機能モード
      1. 8.4.1 VCC < 3Vでの動作
      2. 8.4.2 5.5V ≤ VCC ≤ 8Vでの動作
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 設計要件
      2. 9.2.2 詳細な設計手順
      3. 9.2.3 アプリケーション曲線
  10. 10電源に関する推奨事項
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 コミュニティ・リソース
    2. 12.2 商標
    3. 12.3 静電気放電に関する注意事項
    4. 12.4 用語集
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

特長

  • 車載アプリケーションに対応
  • 3V~5.5Vの広いVCC範囲
  • 出力最大定格40V
  • VCC = 5Vで
    50mAの継続電流を出力する、12個のパワーDMOSトランジスタ
  • サーマル・シャットダウン保護機能
  • 拡張カスケードにより複数のステージが可能
  • 単一の入力ですべてのレジスタをクリア
  • 低消費電力
  • 低速のスイッチング時間(trおよびtf)により、EMIを大幅に低減
  • 20ピンのTSSOP-PWパッケージ
  • 20ピンのDWパッケージ

アプリケーション

  • メーター・クラスター
  • インジケーター・ランプ
  • LED照明およびコントロール

概要

TLC6C5912-Q1は、モノリシックで中程度の電圧、低電流出力の12ビット・シフト・レジスタで、LEDなど、比較的中程度の負荷電力を必要とするシステムで使用するよう設計されています。

このデバイスには、12ビットのシリアル・イン、パラレル・アウトのシフト・レジスタが内蔵されており、12ビットのDタイプ・ストレージ・レジスタへデータを供給します。データはシフト・レジスタとストレージ・レジスタを経由して、それぞれシフト・レジスタ・クロック(SRCK)とレジスタ・クロック(RCK)の立ち上がりエッジで転送されます。ストレージ・レジスタは、シフト・レジスタ・クリア(CLR)がHIGHのとき、出力バッファへデータを転送します。CLRがLOWになると、デバイス内のすべてのレジスタがクリアされます。出力イネーブル(G)をHIGHに保持すると、出力バッファのすべてのデータがLOWに保持され、すべてのドレイン出力がオフになります。GをLOWに保持すると、ストレージ・レジスタのデータが出力バッファへ透過的になります。

出力バッファのデータがLOWのとき、DMOSトランジスタの出力がオフになります。データがHIGHのとき、DMOSトランジスタ出力はシンク電流能力を持つようになります。シリアル出力(SER OUT)は、SRCKの立ち下がりエッジでデバイスからクロック出力され、カスケード接続されたアプリケーション用に追加のホールド時間を与えます。これによって、クロック信号のスキューの可能性がある、デバイスが互いに接近して配置されていない、またはシステムに電磁気干渉への耐性が必要なアプリケーションのパフォーマンスが向上しています。デバイスには、サーマル・シャットダウン保護が組み込まれています。

出力はローサイドのオープンドレインDMOSトランジスタで、VCC = 5Vのとき、出力定格は連続的なシンク電流で40Vおよび50mAの能力があります。デバイス保護を強化するため、接合部温度が上昇すると、電流制限が減少します。また、デバイスは人体モデルを使用したテストで2000V、マシン・モデルを使用したテストで200VのESD保護を実現しています。

TLC6C5912-Q1の特性は、-40℃~125℃の動作時周辺温度範囲での動作についてのものです。

製品情報(1)

型番 パッケージ 本体サイズ(公称)
TLC6C5912-Q1 SOIC (20) 12.80mm×7.50mm
TSSOP (20) 6.50mm×4.40mm
  1. 提供されているすべてのパッケージについては、巻末の注文情報を参照してください。

代表的なアプリケーションの回路図

TLC6C5912-Q1 Typ_App_Schem_SLIS141.gif

改訂履歴

Changes from A Revision (January 2013) to B Revision

  • Added 「ピン構成および機能」セクション、「ESD定格」の表、「機能説明」セクション、「デバイスの機能モード」セクション、「アプリケーションと実装」セクション、「電源に関する推奨事項」セクション、「レイアウト」セクション、「デバイスおよびドキュメントのサポート」セクション、「メカニカル、パッケージ、および注文情報」セクションGo

Changes from * Revision (December 2012) to A Revision

  • デバイスのステータスを製品プレビューから量産データへ変更Go