TI エシックス

教育・訓練

画像:イメージ手TI では、全社員に対して、エシックス教育を行っており、2年に1回の受講が義務付けられています。学習効果は時間とともに薄れていきますので、定期的な充電が必要なのです。

内容は原則的に、過去にあった社員からの質問、疑問、あるいは指摘に基づき、ケース・スタディを中心に行っています。最初に参加者に問題提起し、それに対して参加者が討議し、大体意見がでそろったところで、インストラクターが標準的な答えを解説するというやり方です。これはいわば、常識のレベル合わせともいえますが、このプロセスでは議論を大切にしています。時間は 1 回 1.5 〜 2 時間です。

「こういうときは、どうしたらよいか」という考え方を培うことが、TI のエシックス教育です。一人一人違う価値観をもつ社員が、「TI のエシックス」を認識する必要があります。基本的な価値観を十分に理解することによってそれぞれの個人が行動を判断できるようにすることが、最も重要だからです。

その他、新入社員研修や新任管理者研修においてもプログラムの一環としてエシックス教育が行われています。

Q&A

日本TI では、エシックス・プログラムの教育・訓練の一環として、社内イントラネット上に、Q&A のページを設けています。そこではよく尋ねられる質問を取り上げ、社員一人一人がそれを指針とし、適切な判断を行えるようサポートしています。ここでは、その一部を抜粋し、ご紹介します。

取引先への贈り物は:

「何か相手に決定をしてもらいたい」ような場合には、その決定に影響を与える目的で贈り物をすべきではないと考えます。それとは別に、ビジネス関係を円滑にするために、贈り物をする場合があります。たとえば訪問先へ手土産を持って行くことが必要と判断した場合、常識的な金額(2000 円程度まで)の範囲内で菓子折りなどを用意するのは差し支えないと考えています。取引先会社の日ごろお世話になっている方が役員などに昇格した場合、お花などをお贈りすることが適切と判断される場合もあります。もちろん時と場合によって柔軟に判断する必要があります。いずれの場合も特定の相手に頻繁に贈ることは控えるべきです。

取引先からの贈り物は:

「相手が自分に何か決定をしてもらいたい」という意図のある場合、贈り物を受け取るべきではありません。通常、社名入りプロモーション用のカレンダー、ダイアリー、テレフォンカードなどは差し支えないと考えられますが、現金や、それに相当するものは絶対に受けてはなりません。事情を話してお断りし、上司に報告します。いずれの場合も特定の相手から頻繁に受け取ることは控えるべきでしょう。会社として、あるいは部署として贈り物を受ける場合、たとえば感謝状の副賞などは職場のみんなで共有が出来るようにすることが望ましいでしょう。その他、贈り物にはいろいろ含まれます。たとえば、機械やサービス施設の個人的な使用、金銭の借用、家族や友人への仕事の紹介、一般には提供されないような条件での物品の購入なども含まれますので、注意が必要です。 またお中元やお歳暮など、季節の贈り物は贈ることも受け取ることも一切禁じています。万一贈られてきた場合は手紙を付けて返送します。送料は会社が負担します。

食事の接待は:

「ある決定に影響を与える意図を持って」接待したり、あるいはされたりすべきではありません。しかし、ビジネスにおいては食事による接待が必要なことがあります。ここで注意すべきことは、接待の目的は、あくまで、情報交換、円滑な人間関係の確立が目的であることです。その意味から、あまり高額な食事や、二次会・三次会等は適切でないと考えるべきでしょう。また特定の相手との頻繁な接待もすべきではありません。

納入業者との関係は:

納入業者に対しては公平かつ公正に取引を行なう必要があります。贈り物を受け取ることで、便宜を図ったりあるいはそう見られたりする原因となることもあります。ある決定を控えているときの接待や贈り物のやり取りは絶対に避けるべきでしょう。また、原則的に業者からの接待は受けないか、相互の原則を守るべきだと考えます。どこからもそうした接待を受けないことによって、すべての業者に公平性が保てると考えるからです。 あくまで材料や装置などの購入は品質、価格、納期その他のサービスなどで決定すべきなのです。

セクハラについて:

セクシュアル・ハラスメントは二つの種類に分類されることを理解しておく必要があります。一つは地位・権力を利用して相手に性的要求をするもので、「対価型」と呼ばれます。もう一つのタイプは「環境型」とよばれ、職場に不愉快な環境をもたらす行為です。たとえば、わいせつな行動をとるとか、あるいは言葉で言ったり、不愉快な写真などを持ち込み、あるいは掲示するなど、受ける側が性的不快を感じることにより成立します。刺激的なカレンダーやコンピューターの背景などにも注意しましょう。対価型はもとより、環境型についても、そのような行為を行わないよう十分な注意が必要です。要するにセクシュアル・ハラスメントは行為の過程というよりは結果によって判断されるのです。受ける側が不快と感じれば成立することに注意しておかなければなりません。女性社員が接待のためお客様との宴席などに出席せざるを得ない場面があるかも知れません。男性社員あるいは上司は、女性にとって不愉快な会話や行動は当然慎まなければなりませんし、女性社員が不愉快な目にあわないように気配りをすることも必要です。

企業秘密の取り扱いは:

企業秘密をはじめ、多くの社内情報は貴重な財産です。技術情報だけではなく、事業内容、新製品の計画、目標、戦略、各種データなど企業の秘密情報は広範かつ多彩です。たとえ秘密情報の明示がなくても常に機密を保つ必要があります。社外者(訪問者、取引会社、業者、家族など)に社内情報を口外しないことが原則です。秘密情報を社外に出す場合も、受け取る場合についても、NDA(秘密情報開示に関する契約書)を締結する必要があります。とくに、受け取る場合、契約書なしに気楽に受け取ってしまわないよう注意が必要です。顧客を訪問した時など、予期せず秘密情報が提示された場合、すぐに確認し、早急に書類を作成して承認をとります。これは、会社とお客様の両方を守ることになります。

政治献金は:

TI では会社における政治活動は一切認めていません。会社の資産・施設の利用はもちろん、肩書きの利用も禁止しています。また、パーティー券や政治的な目的の物品(例えば明らかに政治的な目的を持った内容の本など)の購入はしてはいけません。純粋に個人として、仕事時間外に政治活動することは差し支えありません。

ページトップへ