データ・コンバータ

高速 ADCs (>10MSPS) – RF サンプリング

RF サンプリングとは:

"「RF サンプリング」とは、ADC を使用して RF 信号を直接量子化するテクノロジーのことです。信号をアナログからデジタルに変換する前に、アナログ周波数をそれより低い IF(中間周波数)またはベースバンド(ゼロ IF、ZIF)に変換する過程がありません。"

RF サンプルリング ADC は、ミキサ、LO シンセサイザ、IF(中間周波数)アンプ、フィルタおよび場合によっては複数の ADC で構成される無線シグナル・パス・サブシステムを代替することができ、BOM(部品表)、コスト、設計所要時間、サイズ、重量、消費電力の低減を可能にするとともに、システムのソフトウェア・プログラマビリティとフレキシビリティを向上します。

TI の最新世代の RF サンプリング ADC は、最大 4GHz の周波数の信号を、最大 4GSPS のサンプル・レートでデジタル化することができます。それにより、UHF/VHF/L/S バンド(IEEE)の要件に対応し、3G/4G/5G のワイヤレス基地局、マイクロ波バックホール、試験、科学機器、分光器、ミリタリー通信、レーダー、広帯域ソフトウェア無線(SDR)などの広範なアプリケーションに活用することができます。

RF サンプリング

RF サンプリングの用途

RF サンプリング ADC は、以下のような RF アプリケーションで使用されている最終(または唯一の)周波数変換ステージを代替できます。

  • ソフトウェア無線
  • レーダー/SIGINT/ELINT
  • シグナル/スペクトル・アナライザ
  • ケーブル・ヘッドエンド
  • 携帯電話/スマートフォンの基地局
  • ワイヤレス・バックホール
  • 無線天文学
  • GPS/GLONASS/Galileo(ガリレオ)のナビゲーション・レシーバ

RF サンプリングと IF/ZIF サンプリングの比較

RF サンプリングは、IF サンプリングと ZIF サンプリングの各アーキテクチャを代替できます。

性能の例

以下の FFT プロットは、RF サンプリング ADC が高い水準のスペクトラム純度と帯域を実現します。

性能の例

内蔵デジタル・ダウン・コンバータ

RF サンプリング ADC の内蔵 DDC(デジタル・ダウン・コンバータ)を使用すると、関心のある 1 つ以上の狭帯域信号を、DDC 出力の周波数を下げた後(デシメーション後)のデータ・レートで処理して DSP/FPGA にインターフェイスすると同時に、高いサンプル・レートの ADC を活用して、広い帯域幅を使用した観測を行うことができます。

内蔵デジタル・ダウン・コンバータ