ワイヤレス・コネクティビティ

TI の SimpleLink ワイヤレス・マイコン・プラットフォームは、マルチプロトコルの同時動作、共存、プロビジョニングに対応できる多様なデバイスを提供しており、 1 つまたは複数のチップを使用して複雑な IoT システムを構築することができます。


シングルチップ上でマルチプロトコルを同時処理

  • マルチプロトコル・ネットワークを実現するソフトウェア・レイヤ
  • 無線の使用を動的に優先順位付け
  • 同時対応マルチプロトコル開発を簡略化

マルチプロトコルの交換処理 / プロビジョニングが可能

  • 複数のプロトコル間でソフトウェア・レイヤによる切り替えが可能
  • ネットワークに参加するためのプロビジョニングを有効化
  • 複数のワイヤレス・プロトコルをサポート

2 チップ構成でマルチプロトコルが共存

  • Wi-Fi SoC で 2.4GHz 無線を管理
  • 共有アンテナを使用して基板面積を節減
  • 構成可能な時分割

TI のマルチスタンダード・ソリューション

自社製品にワイヤレス・コネクティビティを導入する開発者は、固有の複雑な課題に直面しています。1 種類のワイヤレス・プロトコルだけではニーズに対応できないことがあります。TI では、異なるタイプのワイヤレス・マルチスタンダード・ソリューションをホストできる広範な製品ラインアップを提供しています。

同時マルチスタンダード(シングルチップ)

TI ではダイナミック・マルチプロトコル・マネージャ(DMM)と呼ばれるソフトウェア層を提供しています。DMM では、プロトコル・スタックをリアルタイムで切り替えることにより、1 つのマイコン上で 1 つの無線を使用して複数のワイヤレス・プロトコルを同時に実行できます。 DMM により、開発者はシステムで想定されるすべての状態に対してカスタム・プロトコルの優先度を決定し、両方のプロトコル・スタックを効果的に管理して待ち時間を最小限に抑えることができます。多くの同時マルチスタンダード・ソリューションが優先度が固定された実装に依存する一方で、TI のソリューションは高度なカスタマイズが可能であり、開発者はシステムの状態に従って優先度を設定できます。  

現時点で DMM は以下の組み合わせをサポートしています(今後も追加予定)。

concurrent-multi-standard-single-chip

ZigBee エンド・ノード ZigBee ルータ ZigBee コーディネータ 802.15.4 Sub-1GHz コレクタ 802.15.4 Sub-1GHz センサ・ノード 802.15.4 2.4GHz センサ・ノード
Bluetooth Low Energy 4.2 ペリフェラル
yes
yes
2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定
yes
yes
Bluetooth Low Energy 4.2 セントラル 2020年3月に近日発表予定
Bluetooth Low Energy 5.1 ペリフェラル 2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定 2019年11月に近日発表予定
Bluetooth Low Energy 5.1 セントラル 2020年3月に近日発表予定

使用事例:セキュリティ・システムの構築

BLE と 15.4-Stack Sub-1GHz を同時に実行するセキュリティ・パネルで、ドアが開けられたときにドア・センサからのアラーム・メッセージを受信します。

  

Sub-1GHz アラーム・メッセージは BLE タスクを無効にして、そのアラーム・メッセージを提供します。その後、BLE タスクが再開され、ユーザーのスマートフォンにそのアラーム ステータスが表示されます。

主なデバイス: CC1352RCC1352P、 CC2652R

マルチプロトコルの交換処理 / プロビジョニングが可能 

マルチプロトコルの交換処理とは、デバイスを既存のワイヤレス・ネットワークに参加させるために情報((ネットワーク名(SSID)、パスワード、セキュリティの種類)を交換するプロセスのことで、多くの場合は BLE を使用して実行されます。この処理をプロビジョニングとも呼びます。 

BLE プロビジョニングは BLE を利用して情報交換をしますが、異なるワイヤレス規格(Wi-Fi、Zigbee、Thread など)を使用するネットワークにデバイスが参加することも可能です。 これによりユーザーは新しいデバイスをスマートフォンから直接設定でき、ユーザーに配慮した一貫性のある操作環境が実現します。 SimpleLink マイコンは、2 チップとシングルチップの両方で、マルチスタンダード・プロビジョニングの構成が可能です。

使用事例:サーモスタット

BLE プロビジョニングを使用すると、エンド・ユーザーはデバイスを簡単に設定できます。顧客は市販の Wi-Fi サーモスタットを購入して自宅に持ち帰り、BLE を使用してスマートフォンにサーモスタットを接続し、プロビジョンを使用してサーモスタットを家庭用 Wi-Fi ネットワークに簡単に組み込むことができます。

主なデバイス:CC1352RCC1352PCC2652R、 CC3235SF 、 CC3135

Provisioning

共存(2 チップ・マルチスタンダード)

設計者は、BLE マイコンと組み合わせた CC3x35 ワイヤレス・デバイスを利用して、アプリケーションに Bluetooth / Wi-Fi コネクティビティを実装できます。時分割マルチプレクシングを使用することで、2 つのデバイスがワイヤレス干渉せずに単一のアンテナを共有でき、BLE(または任意の 2.4GHz プロトコル)および Wi-Fi プロビジョニング機能、クラウドへの更新などが可能になります。

使用事例:電子ドアロック

共存を実装している電子ドアロックシステムでは、エンド・ユーザーはモバイル・デバイスの Bluetooth Low Energy または Wi-Fi を使用して、システムを施錠または解錠できます。また、電子ドアロックのステータスの更新を定期的にクラウドに送信することもできます。

主なデバイス: CC3235SCC3235SFCC2642RCC2652RCC1352R

Coexistence