セキュリティ・システム - パッシブ・エントリ/パッシブ・スタート(PEPS 方式)

テキサス・インスツルメンツ(TI)のオートモーティブ・セキュリティ・システム・ソリューション

設計上の考慮事項

一般的なカー・アクセス機能としては、イモビライザとリモート・キーレス・エントリ・システムがあります。より高度なシステムでは、パッシブ・エントリ機能とパッシブ・スタート機能が実装されており、自動車に接近するだけで、ロックを解除したり、エンジンを始動することができます。

TI の RFID オートモーティブ製品は、独自の機能と性能を提供します。すべての車載製品は、セントラル・ボディ・コントロール・モジュール(BCM)に統合できるように最適化されています。イモビライザ LF アンテナは、簡単に LF ベース・ステーションに接続することができ、最長 4m のケーブルを使用できます。ケーブルの長さは、ベース・ステーションを調整することなく変更することができます。ベース・ステーションの統合により、必要なシステム・コンポーネントとスペースを削減できます。

イモビライザ: すべての TI 製品における LF イモビライザ・インターフェイスは、専用の半二重送信で動作し、キー差込口側 LF アンテナの配置の柔軟性と、コンパクトなキー差込口設計を実現し、市場をリードする通信範囲を達成しています。TI では、トランスポンダやリモート・キーレス・エントリ・コントローラからパッシブ・エントリ・デバイスまで、キー差込口と互換性のあるパーツを提供します。すべてのイモビライザ・インターフェイスは、キー差込口側のバッテリー・サポートなしで動作します。

リモート・キーレス・エントリ: コントローラ・エントリ・デバイスは、イモビライザの通信と、プッシュ・ボタンによるやり取りを管理します。スリープ状態の間、デバイスは特殊な低消費電力モードに移行し、わずか 60nA の電流しか消費しません。プッシュ・ボタンを押すと、デバイスがウェークアップし、外部の UHF トランスミッタまたはトランシーバを制御します。セキュリティ・キーとローリング・コードは、内蔵 EEPROM メモリに保存できます。このメモリには LF インターフェイスからアクセス可能で、キー差込口のバッテリーは不要です。コントローラ・エントリ・デバイスは、特殊なバッテリー充電モードを備えています。充電時間を短縮するには、ベース・ステーション側に充電増強デバイスを追加することをお勧めします。LF コイルと共振コンデンサを搭載した外部共振回路は、統合トリム機能を使用して、正しい共振周波数に補正することができ、部分許容誤差を簡単に解消できます。

パッシブ・エントリ: パッシブ・エントリ・デバイスは、イモビライザ通信、プッシュ・ボタンによるやり取り、および LF ウェークの受信を管理します。特殊な高 Q 設計により、レシーバ側における非常に優れた低スタンバイ電流がなくても、パッシブ・エントリ・リンクに対して最高 3m の通信範囲を達成できます。フロント・エンドは、0、4、8 または 16 ビット長の 2 つの異なるウェーク・パターンで柔軟に設定することができます。各チャネルに対して感度と共振周波数を調節できるので、再現可能なシステム設計を実現します。プッシュ・ボタンを押すと、デバイスがウェークアップし、外部の UHF トランスミッタまたはトランシーバを制御します。セキュリティ・キーとローリング・コードは、内蔵 EEPROM メモリに保存できます。このメモリには LF インターフェイスからアクセス可能で、キー差込口のバッテリーは不要です。パッシブ・エントリ・デバイスには、特殊なバッテリー・バックアップ・モードが備わっており、バッテリーを使用せずにマイクロコントローラが動作します。LF コイルと共振コンデンサを搭載した外部共振回路は、統合トリム機能を使用して、正しい共振周波数に補正することができ、部分許容誤差を簡単に解消できます。

UHF トランシーバ/トランスミッタ/レシーバ: ピン配列互換性およびソフトウェア互換性のあるデバイスを使用することができ、標準の一方向通信からハイエンドの双方向通信まで、簡単に拡張することができます。UHF デバイス・ファミリは、UHF リンクのすべてのパラメータを設定可能な、使いやすい SPI インターフェイスを備えています。UHF システムのすべてのビルディング・ブロックは、1 個の外部オシレータ、マッチング・ネットワーク、および UHF アンテナ自体のみを必要とするデバイスに統合されています。レシーバとトランシーバには、統合ポーリング・モード(ウェーク・オン無線)が備わっています。

パワー・マネージメント: 電源は 12V または 24V のボード・ネットワークに接続され、DSP、マイクロ・コントローラ、メモリ、IC に合わせて昇圧または降圧し、DVD ドライブ、通信インターフェイス、ディスプレイ・バイアス、バックライトなどを動作させます。多数の電源レールが必要になるため、サイズ、コスト、効率に関する要件を満たすには、電源の設計が重要な課題になります。低静止電流のリニア・レギュレータを使用すると、スタンバイ動作モード(エンジン停止時)のバッテリー・リーク電流を少なくしたり、バッテリーに直結したデバイスのロードダンプによる電圧入力トレラントを確保し、バッテリー電圧低下時のエンジン始動に対応できる、低電圧降下とトラッキングの要求を満たすことができます。スイッチング電源は、変換効率を向上するだけでなく、スイッチング FET のスルーレート制御による EMI の改善、周波数ホッピング、ピーク・スペクトル・エネルギーを減衰するためのスペクトラム拡散または三角法、低静止電流(Iq)、電源シーケンスと突入電流制限用のソフト・スタート、入力リップル電流を最小限に抑え、入力キャパシタンスを小さくすることを目的とした複数の SMPS レギュレータの位相スイッチング、部品数(L と C)を少なくするための高いスイッチング周波数、ブラウン・アウト検出用の SVS 機能を提供します。

通信インターフェイス: 車載の独立した電子モジュール間だけでなく、BCM や RFID のシステムのリモート・サブモジュール間のデータ交換を可能にします。高速 CAN(最大 1Mbps、ISO 119898)は 2 線式で、フォルト・トレラントの差動バスです。広い入力同相電圧範囲と差動信号テクノロジーにより、車両の主要なバスとして、CAN は車内に存在するさまざまな電子モジュールを相互接続する役割を果たします。LIN は低速(最大 20kbps)の単線バス・ネットワークであり、主に BCM システムのリモート・サブ機能と通信する目的で使用されます。

技術資料

セレクション/ソリューション・ガイド

ソリューション・ガイド (1)

タイトル 概要 種類 サイズ (KB) 日付 表示回数 英語版
PDF 2.79 MB 2014年 1月 26日 0

製品カタログ/ホワイト・ペーパー

製品カタログ (2)

タイトル 概要 種類 サイズ (MB) 日付 表示回数 英語版
PDF 225 KB 2013年 9月 10日 862
PDF 275 KB 2012年 2月 21日 862

ホワイト・ペーパー (1)

タイトル 概要 種類 サイズ (MB) 日付 表示回数 英語版
PDF 2.75 MB 2018年 3月 28日 127

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