DLP® 光ネットワーク

Adjustable Multiple Wavelength Attenuator/Equalizer

設計上の考慮事項

DLP® テクノロジーにより、光通信ネットワーク(OPNET)上で、光を有効に操作および制御することが可能になります。たとえば、DLP® デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)を使用すると、波長分割多重通信(WDM)の光信号に対して特定の波長チャネルの挿入または削除を行う光分岐挿入装置(OADM)を実装できます。これにより、簡単に適応できるネットワーク構成とデータ・ストリームの切り替えが可能になります。

別の OPNET アプリケーションをこのシステム・ブロック図に示します。距離による光信号の減衰のため、長距離の光ネットワークには直列型の光増幅器が必要です。ただし、減衰量は波長によって異なります(減衰の波長依存性)。光増幅器にはゲイン飽和(またはゲイン圧縮)が適用されるため、入力時に最も強い波長によって増幅器の出力が決まり、弱い入力波長を増幅できない場合があります。DLP® DMD は、複数の波長について減衰を高精度に調節し、減衰の波長依存性を補償します。このイコライゼーション機能により、光信号のすべての波長が正しい増幅量を得られるため、最適なネットワーク・パフォーマンス(高速かつ低エラー率)を実現できます。

動作の仕組み

入力光ファイバによって、光のさまざまな波長にエンコードされたデータが伝送されます。入力ファイバからの光は、異なる波長が DMD チップの異なる領域に当たるように光回折格子によって分光されます。異なる波長に対応するミラーのセットを波長領域として定義できます。それぞれの波長が受ける選択的な減衰のため、各領域に当たる光の量が変わります。各波長領域内のミラーは、強い波長が弱い波長のレベルに減衰するようにパターン化できます(オン/オフにするミラーの数)。

DMD のすべての波長領域から反射された光は、出力回折格子によって出力ファイバへのビームに再結合されます。出力ファイバは、次の増幅器または目的地までの長い行程のために、すべての波長を適切なレベルに増幅する光増幅器に接続されます。

複数の波長を調節可能なイコライザには、各波長の相対的なパワーの情報を提供するフィードバック・ループ、DMD で作動させるミラーのパターンを計算する組み込みプロセッサ、および空間的な光変調機能を提供して全波長にわたってパワーを均等にする DMD が含まれています。

この図には、DMD で使用されている何千もの個々のミラーは示されていませんが、実際はDMD の各波長領域(λ1 ~ λ4)内に、多数のミラーがあります。各ミラーは「オン」または「オフ」のいずれかの状態(±12°)をとります。「オン」にするミラーを増やしたり減らしたりすることで、入力格子から出力格子に反射される光の量を調節できます。実際には、それぞれの減衰の値に必要なミラーの数を実現するために、ミラーのオン/オフの複雑なパターンが使用される場合もあります。

この図には、機能ユニットの実現に必要な光学または機械部品がすべて示されているわけではありません。

DMD はチップセットの一部であり、すべてのチップセット・デバイスとともに利用する必要があります。

アプリケーション・ノート

アプリケーション・ノート (2)

タイトル 概要 種類 サイズ (KB) 日付 表示回数 英語版
PDF 3.85 MB 2013年 10月 7日 1992
PDF 529 KB 2010年 7月 20日 1676

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