付加的なモニタ制御機能と診断機能を実装するソレノイド・ドライバのリファレンス・デザインです。ばねの緩み検出、バルブ経年劣化の認識、ソレノイド電流のダイナミック制御を実現します。この予知保全機能セットは、ファクトリ(工場)のダウンタイムの短縮や防止を可能にします。さらに、ソレノイド電流の制御機能は、電力消費低減とバルブ寿命の延長をサポートします。統合された IO-Link インターフェイスは、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)とアクチュエータ間での通信を可能にし、予知保全機能を活用します。マイコン(MCU)の PWM 出力を使用して FET の電流を駆動し、その後ソレノイド・スイッチング電流を供給して、ソレノイドのスイッチングを実現します。オンチップの 12 ビット ADC が電流シグネチャをサンプリングし、オンチップ FRAM に格納します。このリファレンス・デザインは、移動平均の計算機能と電流シグネチャ曲線の極値計算機能を実装しています。
特長
- ソレノイド・ドライバ:MSP430™ の PWM 出力をベースとしており、さまざまなドライブ電流に合わせて PWM 出力を構成可能
- 統合型 12 ビット ADC で電流シグネチャをキャプチャ
- 電流シグネチャを MSP430 の FRAM に格納可能
- ファームウェアに単一の処理機能を実装済み:
- 移動平均
- ローカル極値の検出
- UART または IO-link を通じて構成可能