JAJSDB6B June   2017  – June 2018 AMC1303E0510 , AMC1303E0520 , AMC1303E2510 , AMC1303E2520 , AMC1303M0510 , AMC1303M0520 , AMC1303M2510 , AMC1303M2520

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
    1.     Device Images
      1.      概略回路図
  4. 改訂履歴
  5. 概要(続き)
  6. デバイス比較表
  7. ピン構成および機能
    1.     ピン説明
  8. 仕様
    1. 8.1  絶対最大定格
    2. 8.2  ESD定格
    3. 8.3  推奨動作条件
    4. 8.4  熱特性
    5. 8.5  電力定格
    6. 8.6  絶縁仕様
    7. 8.7  安全関連の認定
    8. 8.8  安全限界値
    9. 8.9  電気的特性: AMC1303x05x
    10. 8.10 電気的特性: AMC1303x25x
    11. 8.11 スイッチング特性
    12. 8.12 絶縁特性曲線
    13. 8.13 代表的特性
  9. 詳細説明
    1. 9.1 概要
    2. 9.2 機能ブロック図
    3. 9.3 機能説明
      1. 9.3.1 アナログ入力
      2. 9.3.2 変調器
      3. 9.3.3 絶縁チャネルの信号伝送
      4. 9.3.4 デジタル出力
      5. 9.3.5 マンチェスター符号化機能
    4. 9.4 デバイスの機能モード
      1. 9.4.1 フェイルセーフ出力
      2. 9.4.2 フルスケール入力の場合の出力動作
  10. 10アプリケーションと実装
    1. 10.1 アプリケーション情報
      1. 10.1.1 デジタル・フィルタの使用
    2. 10.2 代表的なアプリケーション
      1. 10.2.1 周波数インバータ・アプリケーション
        1. 10.2.1.1 設計要件
        2. 10.2.1.2 詳細な設計手順
        3. 10.2.1.3 アプリケーション曲線
      2. 10.2.2 絶縁電圧検出
        1. 10.2.2.1 設計要件
        2. 10.2.2.2 詳細な設計手順
        3. 10.2.2.3 アプリケーション曲線
      3. 10.2.3 必須事項と禁止事項
  11. 11電源に関する推奨事項
  12. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトの注意点
    2. 12.2 レイアウト例
  13. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 デバイス・サポート
      1. 13.1.1 デバイスの項目表記
        1. 13.1.1.1 絶縁の用語集
    2. 13.2 ドキュメントのサポート
      1. 13.2.1 関連資料
    3. 13.3 関連リンク
    4. 13.4 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    5. 13.5 コミュニティ・リソース
    6. 13.6 商標
    7. 13.7 静電気放電に関する注意事項
    8. 13.8 Glossary
  14. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
  • DWV|8
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

アナログ入力

AMC1303にはフロント・エンド回路が組み込まれており、差動アンプおよびサンプリング段と、それに続くΔΣ変調器が含まれています。差動アンプのゲインは、内部の高精度抵抗により、指定入力電圧範囲が±250mVのデバイスでは係数4 (AMC1303x25xの場合)、または指定入力電圧範囲が±50mVのデバイスでは係数20 (AMC1303x05xの場合)に設定され、差動入力抵抗は4.9kΩ (AMC1303x05xの場合)または22kΩ (AMC1303x25xの場合)になります。

オフセットおよびオフセット・ドリフト係数を減らすため、差動アンプはスイッチング周波数をfCLK / 32に設定してチョッパ安定化されます。スイッチング周波数により生じるスプリアスを、Figure 42に示します。

AMC1303E0510 AMC1303M0510 AMC1303E0520 AMC1303M0520 AMC1303E2510 AMC1303M2510 AMC1303E2520 AMC1303M2520 D007_SBAS734.gif
AMC1303xxx20、sinc3フィルタ、OSR = 2、fIN = 1kHz
Figure 42. 量子化ノイズ成形

ゲインやオフセットの規格値の劣化を引き起こす可能性があるような、高インピーダンスの信号源を持つ設計では、AMC1303の入力抵抗を考慮してください。ただし、この影響の重要性は、要求されるシステム性能によって異なります。さらに、差分アンプの出力における内部の同相電圧によって引き起こされる入力バイアス電流により発生するオフセットは、入力信号の実際の振幅に依存します。これらの影響を軽減する方法の詳細については、「絶縁電圧検出」セクションを参照してください。

アナログ入力信号(AINPおよびAINN)には2つの制限があります。まず、入力電圧がAGND - 6V~AVDD + 0.5Vの範囲を超える場合、デバイス入力静電放電(ESD)ダイオードがオンになるため、入力電流を10mAに制限する必要があります。さらに、デバイスの線形性とノイズ性能は、差動アナログ入力電圧が指定された直線フルスケール範囲(FSR)、すなわち±250mV (AMC1303x25xの場合)または±50mV (AMC1303x05xの場合)の中で、指定された入力同相電圧範囲内のときのみ保証されます。