コンパイラ
TI のプログラマブル組込みプロセッサ向けの最適化 C/C++ コンパイラ
TI は自社のプログラマブル組込みプロセッサ向けに、一連の最適化 C/C++ コンパイラを提供しています。これらのコンパイラは、性能とコード・サイズの両方を重視して高度にチューニングしたコードを生成し、デバイスの処理能力を最大化します。TI の各種コンパイラは Code Composer Studio 統合開発環境 (IDE) の一部として提供されていますが、個別にダウンロードすることも可能です。

ビジュアル・ツールによるアドバイスと支援
TI のコンパイラはビジュアル・ツールにより、性能、コード・サイズ、消費電力を最適化するためのサポートを提供します。これらのツールは、特定のデバイスの機能をより良く活用するためのコード改善方法に関するアドバイスを提供します。具体的な機能:
- メモリの使用状況をグラフィカル表示
- コード・サイズに影響を及ぼす設定に関するデータを提供
- TI の組込みデバイス・アーキテクチャ向けにカスタマイズ済み

セーフティ・クリティカルなアプリケーションに最適
TI の各種コンパイラは非常に堅牢で、入念なテスト済みであり、ISO 26262 などの安全重視アプリケーションでの使用に適しています。
- SafeTI™ コンパイラ認証キット
- 検証 / テスト・プロセスの詳細
- TI の組込みデバイス・アーキテクチャ向けにカスタマイズ済み
- 重要なバグの修正は 2 か月以内に実施
- 25 年以上にわたる産業分野での採用で実証済みの信頼性

OpenCL と OpenMP は TI の各種 DSP に対応
TI は KeyStone II や Sitara AM57x などの SoC やマルチコア KeyStone C66x デバイス上で、OpenCL と OpenMP をサポートしています。これらの標準的なプログラミング・モデルにより計算処理の分散が容易になることから、こうした強力なデバイスのフル機能活用が可能になります。
ダウンロードとサポートの利用
TI は各種コード生成ツールとして、多くの命令セット・アーキテクチャに対応した、C/C++ コンパイラやアセンブリ言語ツールなどを提供しています。これらのツールは Windows、Linux、MacOS の各環境で動作し、無償でダウンロードできます。最新リリース・ページには以下のリンクからアクセスできます。以前のバージョンは、リリース・ページの「Version history」 (バージョン履歴) に掲載されています。コンパイラ・エコシステムの詳細や開発の開始方法は、以下をご覧ください。
TI デバイス用 GCC
GCC をインストールして CCS IDE 内部で直接使用するか、個別に使用することもできます。
TI コンパイラのサポート
TI の E2E™ 技術サポート・フォーラムで、TI のコンパイラ、Code Composer Studio ソフトウェア、TI の他の開発ツールやソフトウェアに関して、迅速かつ信頼性の高い技術サポートを利用できます。