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TI の DLP® 技術の特長
優れた画質
DLP 技術を採用すると、従来型と新型の各ディスプレイ・アプリケーションで、鮮明で明確な画質を実現できます。
ほぼすべての面に表示
表示面に合わせた表示画像の歪み矯正技術 (ワーピング) を使用すると、表示面の不規則な形状の影響を幾何学的に補正できます。
信頼できる技術
TI の製品の土台にあるのは、産業用や車載の多様な最終製品に取り組むイノベーターから高い信頼を得ている DLP 技術です。
優れたサポート
TI は、オンラインのリファレンス・デザイン、評価基板、ソフトウェア、E2E コミュニティ・サポートなど、お客様の設計プロセスを容易にする豊富なサポート・リソースを提供しています。
ディスプレイ技術
スタンドアロン・プロジェクタと統合型ディスプレイ・ユニットのどちらを使用する場合でも、DLP 技術は多様なフォーム・ファクタと輝度の要件に対応し、鮮明で明確な画像を投影します。0.47 インチ以下のアレイを使用する TI の (Pico) 製品は、小型フォーム・ファクタと低消費電力の組み合わせを必要とするディスプレイ・アプリケーション向けの設計を採用しているのに対し、0.47 インチ以上のアレイを使用する TI の製品は、高輝度、優れた発色、高いコントラストを必要とするディスプレイ・アプリケーション向けの設計を採用しています。
高度な光制御
非常に高速なパターン・レートと、紫外線 / 赤外線チップは、革新的で多様な産業用ソリューションを実現します。
オートモーティブ(車載)・ソリューション
高輝度で視野の広い拡張現実(AR)対応ヘッドアップ・ディスプレイは、運転体験の向上を可能にします。
DLP 技術に関する理解を深める
DLP 技術の仕組み
DLP 技術の中心にあるデジタル・マイクロミラー・デバイス (DMD) は、個別にアドレス指定可能な反射率の高い一連のアルミニウム製マイクロミラー、つまり極小ミラー・アレイです。DMD を採用すると、高速、高効率、高信頼性の空間光変調を実行できます。TI の定評ある半導体製造能力を活用し、各 DMD は関連 CMOS メモリ・セル上部に組み込まれた最大 800 万個の個別制御マイクロミラーを使用しています。
DMD を、可視光 LED、レーザー、ランプ照明のいずれかと組み合わせて使用します。それ以外に、光制御アプリケーションで UV (紫外線) または IR (赤外線) 波長をサポートすることもできます。照明源とマイクロミラーを同期動作させて、投影出力を実現します。
比類のない経験と提携
- 鮮明で明確な画質を従来型と新規の各ディスプレイ・アプリケーションで実現
- 産業用と車載の多様な製品の技術革新に取り組むイノベーターから高い信頼を獲得
- DLP Cinema® 技術は、Academy Award®(アカデミー賞)を獲得しています。* さらに、プロジェクションの分野で非常に高い評価を受けており、すでに世界のデジタル・ムービー上映館の 10 館中 8 館で採用されています。
- 強力でフレキシブルなチップセットは、最大 60Gbps のピクセル・データ・レートで、数百万個のミラーを高速、高精度制御
* DLP シネマ・プロジェクションに使用されるデジタル・マイクロミラー・テクノロジーの発明に対して、その考案者であるラリー・ホーンベック博士は 2014 Academy Award® of Merit(2014 年アカデミー科学技術賞)を受賞し、Oscar® 像を贈呈されました。
DLP チップセット
DLP チップセットを構成しているのは通常、DMD、コントローラ、パワー・マネージメント IC (PMIC) ドライバであり、最大のパターン・レートと優れた画質を実現します。これらは、多様な動作条件に応じてマイクロミラーを信頼性の高い方法で動作させる方法に関する TI の包括的な専門知識を活用した設計を採用しています。このチップセットを、外部センサ、カメラ、モーター、他のデバイスと同期させることもできます。
DLP チップセットの構成部品:
- DMD – デジタル・マイクロ・ミラー・デバイス
- DMD コントローラ – マイクロミラーを、信頼性が高い方法で高速制御するための便利なインターフェイスとして機能
- DMD マイクロミラー・ドライバ – アナログ・クロックとリセット信号を供給
- 構成 PROM – 選択した DMD コントローラを構成 (プログラム済み IC として販売中、またはダウンロード可能なファームウェアとして提供)