降圧コンバータ (スイッチ内蔵)

電力供給量の増加と基板面積の節減を両立します。これは、あらゆる市場の各種アプリケーションと、TI の降圧コンバータ製品ラインアップに共通するトレンドです。高密度降圧コンバータは、FPGA やプロセッサなどの大電流デジタル負荷に電力を供給するための優れた選択肢です。TI のプロセッサ関連ツールを使用すると、FPGA やプロセッサを補完するための最適なデバイスを検索できます。

降圧コンバータの EMI 軽減は、多くの電源設計で主要な課題になることがあります。EMI 低減テクノロジーを採用したデバイスは、設計期間の短縮や、CISPR 25 Class-5 など厳格な規格への準拠に貢献します。以下の表で、EMI 特性を重視した、TI の最適かつ最新の降圧コンバータの一部をご確認ください。 

超低スタンバイ静止電流の DC/DC 降圧スイッチング・レギュレータを採用すると、ポータブル・アプリケーションやバッテリ動作アプリケーションで軽負荷効率が向上し、バッテリ動作時間を延長できます。TI の降圧コンバータ製品ラインアップのうち、静止電流 (I_Q) が最小である以下の数点のデバイスをご覧ください。これらに該当するのは、DCS 制御技術を採用したローパワー・コンバータである TPS62x ファミリや、静止電流 (I_Q) が世界最小クラスのスイッチング・レギュレータである TPS62840 などです。 

一般的なスイッチング・レギュレータは、高分解能 ADC や AFE に電力を供給するためにポスト・レギュレータ LDO を必要とします。ただし、業界最高のノイズ特性とリップル特性を達成する TPS62912 と TPS62913 を採用すると、大半のアプリケーションで低ノイズ LDO が不要になり、PCB 面積の節減や全体的なコストの削減と同時に、システム効率を向上させることができます。