積層造形は3D プリントとも呼ばれ、材料の層を連続して重ねることで 3 次元の物体を形成するプロセスです。3D プリンタは CAD(コンピュータ支援設計)モデルの複数の断面図によって規定された複数の連続的な材料層を「プリント」(射出出力)し、わずか数時間で製品を製作します。プロトタイプから最終製品までのさまざまな設計で使用されており、3D プリンタの可能性は無限に広がっています。3D プリント技術により、同一材料の複数の部品を 1 回のプロセス・フローでプリントすることができます。3D プリンタ自体は数十年前から存在していましたが、中小企業でも入手可能な価格になっており、製造用フロア・スペースが不要なことから、プロトタイプ製作をオフィスで迅速に行えます。以下で説明する 3D プリンタ・モデルは汎用 3D プリントに特に有効です。高精度 3D プリントが必要な場合、DLP 3D プリンタの使用を推奨します。 Similar End-Equipment Solutions(類似の最終機器ソリューション)をご覧ください。
TI の Sitara AM335x Arm Cortex-A8 プロセッサを使用した 3D プリンタの設計に必要なコンポーネントを、上記ページのブロック図に記載しています。プリントする物体の 3D モデルは、PC 上で動作する CAD ソフトウェアを使用して生成します。CAD モデルは USB 経由でプロセッサに転送されます。プロセッサは PWM(パルス幅変調)信号を MOSFET ドライバに送信し、モーター制御を実行します。モーターとエクストルーダ(押出機)の厳格なリアルタイム動作を行うオプションの 1 つが、PRU-ICSS を使用することです。X 軸モーターと Y 軸モーターはヒート・プリンタ・ベッド(HPB)上で物体の位置を正確に決定し、エクストルーダが材料層のプリント・プロセスを開始すると Z 軸モーターがエクストルーダを制御します。ファンを追加し、プリントの過程で物体を冷却することもできます。電力は TI の電源デバイスから供給します。
3D プリンタの製作のために、Cape をインターフェイスとして使用し、BeagleBone または BeagleBone Black 上で TI の Sitara AM335x Arm Cortex-A8 プロセッサを使用する方法もあります。BeBoPr 3D プリンタ Cape は Mendel/Reprap 3D プリンタの制御に必要なすべての I/O を提供します。詳細は Reference Designs(リファレンス・デザイン)の下にあるリンクからご覧ください。
便利なリンク
タイトル | 種類 | サイズ (MB) | 日付 | 英語版 |
2.44 MB | 2015年 10月 20日 | 英語版をダウンロード |
タイトル | 種類 | サイズ (MB) | 日付 | 英語版 |
1.17 MB | 2012年 10月 4日 |
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