MSP-CGT

TI MSP430 C/C++ コンパイラ / アセンブリ言語ツールは、TI MSP430 超低消費電力 / ミックスド・シグナル・マイコンなどの TI MSP430 マイコン・プラットフォーム向けアプリケーションの開発をサポートしています。

Code Composer Studio は、TI の各種組込みデバイス向けの統合開発環境 (IDE) です。TI の組込みデバイスを使用する開発をお考えの場合、TI の各種コンパイラを搭載している Code Composer Studio を最初にダウンロードすることをお勧めします。お客様が Code Composer Studio をすでに使用している場合、コンパイラを更新する最善の方法は、「Help」 (ヘルプ) メニューにアクセスし、「install compilers」 (コンパイラのインストール) を選択することです (詳細については、Getting compiler updates in CCS (英語) をご覧ください)。

• リリース 21.6.0.LTS の一部として使用可能：
  • メモリ範囲全体にわたって CRC を生成。
  • BIC 命令の使用により、性能が向上。
  • MUST_ITERATE、UNROLL、CODE_ALIGN の各プラグマにより、性能が向上。
  • 列挙型を変更。
  • MISRA サポートを非推奨。

• リリース 20.12.0.STS の一部として使用可能：

  • BIC 命令の使用により、性能が向上。
  • メモリ範囲全体にわたって CRC を生成。
  • 列挙型を変更。
  • MISRA サポートを非推奨。

• 最適化の更新に該当するのは、__swap_bytes intrinsic の用法と BIC 命令 (対象は dst &= ~src)。
• コンパイラが生成するオブジェクト・ファイルのデフォルトのファイル拡張子を、.c.obj および .cpp.obj に更新
• リリース 20.2.0.LTS の一部として使用可能：
• v18.12.0.LTS 以降の MSP430 コード生成ツールで使用可能：
  • リンカで生成可能な ECC オプション
• リリース v18.1.0.LTS 以降の MSP430 コード生成ツールで使用可能：
  • C++ 2014 サポートと C++ ABI 互換性
  • IAR と互換性のある ROM 呼び出し規約：__cc_rom 呼び出し規約
  • インライン関数に関するスタック使用法を改善
• リリース v16.9.0.LTS 以降の MSP430 コード生成ツールで使用可能：
  • 省電力を改善
  • スタック使用法と使用率を改善
  • LZSS 圧縮のサポート
  • 圧縮セクション整列
  • インライン処理を改善
  • 重複および不要コンパイラ・オプションを削除
  • 新しい ULP Advisor ルール 6.3

TI コンパイラのサポート

TI E2E™ コミュニティでは TI コンパイラへのサポートを提供しています。

• E2E development tools forum (英語)

長期サポートと短期サポート

Long-term support (LTS：長期サポート) リリースは約 2 年間にわたり、報告された欠陥の修復を行うために以下のメンテナンスを行います。

• Production stop (稼働停止) の欠陥は 2 週間以内に対処します。
• Critical (重大) の欠陥は 90 日以内に対処します。
• Defect (欠陥) 修復は各リリース・ストリームに積極的に適用します。

Short-term support (STS：短期サポート) リリースは次回リリースが利用になるまでに限り、以下のようにサポートを行います。

• production stop (稼働停止) の欠陥のみに対し、パッチ・リリースを作成する可能性があります。
• STS リリースに対するパッチ・リリースは計画されません。
• Defect (欠陥) 修復を各リリース・ストリームに積極的に適用することはありません。
• LTS と STS コンパイラ・リリースの区別については次の記事をご覧ください。 Introduction to LTS and STS Compiler Releases (英語)