ハプティクス技術は、タッチベース・インターフェイスを通じて触感フィードバック機能を提供します。こうしたタッチベース技術は数十年前から採用されていましたが、最近ではとりわけ、ハンドヘルド、ポータブル、タッチパネル搭載のコンシューマ向け電子機器や産業機器で、急速に普及が進んでいます。ハプティクス技術を採用すると、デバイスの振動により、ユーザー体験を大幅に向上し、高付加価値化の実現が可能になります。
DRV2605 ハプティクス・ドライバは、スマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末、冷蔵庫、電子レンジ、食器洗浄機などのコンシューマ機器と産業機器への、現実感の高いハプティクス(触感フィードバック)機能の採用を容易にします。
『DRV2605』の主な特長
関連製品
DRV2604 ERM/LRA ハプティクス・ドライバは、オーディオ-ハプティクス変換モードと Immersion 社のハプティクス効果ライブラリを搭載していませんが、『DRV2605』と同一コアを使用しており、業界をリードする性能と省電力性能を提供します。また、カスタム波形ライブラリを保存するための波形 RAM を内蔵しています。
ツールとリソース
TI は、偏心モータ型(ERM)のほか、最近急速に普及が進んでいるリニア・バイブレータ型(LRA)や最先端ソリューションであるピエゾ・アクチュエータ型など、さまざまなハプティクス・アクチュエータ技術向けに包括的なドライバ製品ラインナップを提供しています。また、ディスクリート・ソリューションだけでなく、さまざまなタッチ・スクリーン・コントローラ・アプリケーション向けに、広範な集積型システム・ソリューションを用意しています。
TI が提供する独自の技術と機能は、アクチュエータの性能を向上し、統合化のための時間を短縮します。
波形ライブラリ 123のハプティクス効果を同梱(ロイヤリティ・フリー)
オーディオ-ハプティクス変換モード オーディオ信号をハプティクス効果に変換:音楽、ゲーム、映画のオーディオを自動的にハプティクス効果へ変換
スマート・ループ・アーキテクチャ
自動共振検出 自動的にLRAの共振周波数を追跡: 振動強度を最適化し、機器間の均質化を向上
自動診断機能 アクチュエータの動作状態を自動的に検出
自動キャリブレーション すべてのアクチュエータに対し、クローズド・ループ・フィードバック係数を検出/設定
クローズド・ループ・フィードバック 自動オーバードライブ/停止機能により、ERMとLRAアクチュエータの応答時間を改善
ERM:偏心モータ型
ERM は、2 つのタイプがある慣性モーターベース・ハプティクス・アクチュエータの 1 つのタイプで、今日、業界で最も普及しています。このアクチュエータは偏心回転により、デバイス全体に伝播する全方向性波形を生成し、デバイス全体でハプティクス効果を実現します。
LRA - リニア共振アクチュエータ
リニア共振アクチュエータは普及が加速しています。LRA は、上下変調により振動を発生させるスプリングを、簡単な磁石に接続しています。そのため、LRA はERM に比べて消費電力を抑えながら、ユーザー体験を向上することができます。
ピエゾ - ビーム / ディスク
ピエゾは、ハプティクス技術の分野では最先端の技術です。ピエゾ素子は、電圧が印加されるとたわみ、振動を発生させます。ピエゾは、LRA や ERM に見られる帯域幅の問題がありません。このため、最も広い周波数帯を提供し、自由に波形を生成することができます。