システム ベース チップ (SBC)

低コストで電力効率の優れた TI のシステム ベース チップ (SBC) を採用すると、開発中の設計の最適化が可能

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TI の各種 SBC は、CAN FD または LIN どちらかのトランシーバと、電源コンポーネントを単一のパッケージに内蔵しています。バスの保護や診断に適したハイサイド スイッチ (HSS)、ウォッチドッグ、チャネル拡張機能を内蔵しており、システム制御機能を強化できます。電子制御ユニット (ECU) で TI の SBC を活用できます。

カテゴリ別の参照

種類別に選択

CAN ベースの SBC

AEC-Q100 に対応し、電力制御素子や追加機能を搭載した、多機能の CAN FD (フレキシブル データ レート) トランシーバ

LIN ベースの SBC

AEC-Q100 に対応し、電力制御素子と組み合わせた統合型 LIN トランシーバ

関連カテゴリ
複数の CAN トランシーバ

CAN FD (フレキシブル データ レート) と CAN SIC (信号改善機能) をサポートする、高耐性、低電磁波の CAN トランシーバ

LIN トランシーバ

高耐性、低放射、AEC-Q100、単線式の堅牢な通信トランシーバ、低速、短距離車載用アプリケーション向け

主なシステム ベース チップ

設計と開発に役立つリソース

評価ボード
TCAN1167-Q1 LDO 出力とウォッチドッグ搭載、CAN FD 向けシステム・ベーシス・チップの評価基板

この評価基板 (EVM) を使用して、TCAN1167 デバイス・ファミリを評価することもできます。CAN バスは、複数のテスト・ポイント、J13 ヘッダー、1 個の DSUB9 コネクタを通じて容易にアクセスできます。多数の車載アプリケーションがケーブル配線の標準として DSUB9 を使用しています。複数のヘッダーと複数のテスト・ポイント経由で、すべてのピンにアクセスできます。1 個の LDO を内蔵しており、その出力は 1 個のテスト・ポイント経由で使用できます。CAN バスの保護に役立つ複数のフットプリント、およびさまざまな終端オプションが使用できます。

評価ボード
TLIN1431-Q1 WAKE、HSS、ウォッチドッグ搭載 LIN の評価基板

この評価基板 (EVM) を使用すると、TLIN14315RGY と TLIN14313RGYを含め、TLIN1431-Q1 ファミリの各種デバイスを評価できます。すべての IC 信号に基板上でアクセスできるほか、基板上の機能を使用して TLIN1431-Q1 の機能にアクセスすることもできます。

評価ボード
TCAN4550-Q1 トランシーバ内蔵 CAN-FD コントローラの評価基板

この評価基板 (EVM) を使用すると、SPI から CAN FD への接続を行うコントローラとトランシーバのソリューションである TCAN4550 を評価できます。  CAN バス信号は、DB9 コネクタ (またはヘッダ ピン) 経由で簡単にアクセスでき、デジタル インターフェイス (SPI ラインと GPIO) は単一の 2 列ヘッダ経由でアクセスできます。  このデバイスへの入力クロックは、オンボードの水晶振動子または外部のシングルエンド クロック ソース (供給源) から供給できます。

TCAN2451-Q1
システム ベース チップ (SBC)

車載、降圧レギュレータと部分的ネットワーク機能搭載、CAN FD SIC (信号改善機能) システム ベース チップ (SBC)

概算価格 (USD) 1ku | 1.88

TI のシステム ベース チップの特長

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最適化済みシステム

TI の高集積トランシーバ、電力制御素子、スペシャル ファンクションを単一のダイに搭載しているため、開発中システムのボード面積節減と複雑さの低減を実現しやすくなります。

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省エネルギー

TI の SBC には低消費電力のスリープ モードや多様なスタンバイ モードがあり、システムの消費電力を制御する方法で、バッテリ動作期間を延長できます。

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品質特性

TI の堅牢な製品ラインアップは、OEM (自動車メーカー各社) のグローバルな安全規格、相互運用性、EMC (電磁適合性) に関連する各種規格に適合しています。これらの製品を活用すると、信頼性の高いシステムを設計しやすくなります。

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フレキシブルな設計

SPI 経由でアクセスできる共有型ステート マシンを採用しており、一度開発したソフトウェアを類似製品の間で再利用できます。そのため、複数の設計にまたがるスケール化が可能で、互いにピン互換性のあるデバイス ファミリから、実際の設計に最適な製品を選定できます。

主なアプリケーションの概要

ボディ エレクトロニクスとライティング
性能と信頼性を強化できるように、スケーラブルでフレキシブルなシステムを製作可能
ハイブリッド、電動、パワートレイン・システム
多様な環境に対応する、高信頼性のパワートレイン システムと電気システムを設計可能
先進運転支援システム (ADAS)
自然な運転環境に貢献する、高度で適応性の高い安全システムを実現

性能と信頼性を強化できるように、スケーラブルでフレキシブルなシステムを製作可能

TI の手頃な統合型 SBC (システム ベース チップ) を採用すると、快適な運転環境を実現できます。

トータル ソリューション サイズを小型化し、電圧レギュレータやハイサイド スイッチなどの機能とトランシーバをシングル チップ内で組み合わせる方法で、ステアリング ホイールやリア ライティング モジュールなどの最終アプリケーションの設計を最適化できます。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDA-020027 – Automotive full-featured side mirror module reference design
  • TIDA-020032 – Car access Bluetooth® low energy + CAN satellite module reference design
製品
  • TLIN1431-Q1 – 車載対応、VREG とウォッチドッグ内蔵、12V システム向け、LIN SBC (システム ベース チップ)
  • TLIN1028-Q1 – 車載対応、電圧レギュレータ内蔵、LIN (Local Interconnect Network) トランシーバ
  • TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
技術資料

多様な環境に対応する、高信頼性のパワートレイン システムと電気システムを設計可能

TI の SBC (システム ベース チップ) 製品ラインアップは、バス障害保護に関する高度なニーズと、最適化済みのチップ サイズのバランスを維持しており、拡大を続ける電気自動車 (EV) 市場を支援します。

SBC は、電圧レギュレータ (LDO、降圧)、ウォッチドッグ タイマ、ハイサイド スイッチなどの機能を搭載してバス インターフェイスの統合を進める方法で、開発中の車載システムの最適化に貢献します。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDM-02009 – ASIL D 安全性コンセプト検証済み、高速トラクション、双方向 DC/DC 変換のリファレンス・デザイン
  • TIDEP-01014 – Hercules™ マイコンに搭載の CAN FD 通信機能を提示するリファレンス・デザイン
製品
  • TLIN1431-Q1 – 車載対応、VREG とウォッチドッグ内蔵、12V システム向け、LIN SBC (システム ベース チップ)
  • TCAN11623-Q1 – 車載対応、5V 電源と 3.3V、70mA LDO を内蔵した CAN-FD トランシーバ
  • TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
技術資料

自然な運転環境に貢献する、高度で適応性の高い安全システムを実現

SBC (システム ベース チップ) に関連する TI の機能安全資料は、ASIL (車載セーフティー インテグリティ レベル) 定格の達成に役立ちます。

ウォッチドッグ タイマ、ウェークアップ、ハイサイド スイッチなどの機能を統合した、CAN をベースとする TI の SBC を使用すると、希望のシステム機能を実現できます。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDA-020004 – デュアル CAN FD 経由のオブジェクト・データ出力機能搭載、車載 RFCMOS 77GHz レーダー・モジュールのリファレンス・デザイン
製品
  • TCAN11625-Q1 – 車載対応、5V 電源と 5V、100mA LDO を内蔵した CAN-FD トランシーバ
  • TCAN1164-Q1 – 車載対応、LDO 出力とウォッチドッグ搭載、CAN FD システム・ベーシス・チップ
  • TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
技術資料

技術リソース

ビデオ・シリーズ
ビデオ・シリーズ
CAN、LIN、SBC の概要ビデオ
CAN、LIN、SBC の各ビデオ シリーズを最初に視聴すると、これらの各規格の詳細を確認できます。これらの規格は、物理層の電気信号特性、フレーム構造、データ通信プロトコルなどを規定しています。
技術記事
技術記事
System basis chips 101 - A beginner's guide to CAN, CAN FD and LIN SBCs (Rev. A)
このブログをご覧ください。CAN FD または LIN をベースとする SBC の電力制御機能や、複数のディスクリート デバイスを 1 つのソリューションに統合できる可能性などについて説明しています。
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ビデオ
ビデオ
システム ベース チップ TCAN4550-Q1 を使用した CAN と CAN FD の実装
このトレーニングをご覧になると、これら 2 種類のインターフェイスの違いと、現在使用している既存システムでこれらを構成する方法を確認できます。TCAN4550-Q1 SBC を使用して CAN を実装し、CAN FD にアップグレードする方法に関する理解を深めることができます。