IEEE 802.3CG 10BASE-T1 Ethernet PHY
製品の詳細
パラメータ
パッケージ|ピン|サイズ
特長
- 15m のケーブル到達距離
-
1700m 以上 (1V p2p)
- 1700m 以上 (2.4V p2p)
-
- 超低消費電力
- 1V p2p モードで 45mW
- 2.4V p2p モードで 99mW
- IEEE 802.3cg 10Base-T1L に準拠
-
IEC 61000-4-4 EFT:±4KV (5kHz、100kHz)
-
CISPR22 放射エミッション・クラス B
- 本質安全性のための外部 MDI 終端
- MAC インターフェイス:
- MII モード
- RMII マスタ / スレーブ・モード
- RGMII モード
- RMII マスタ低消費電力 5MHz モード
-
レンジ・エクステンダ用 RMII バック・ツー・バック・モード
- 電源
- 3.3V からの単一電源動作
- 消費電力を最小限に抑えるためのデュアル電源動作
- I/O 電圧:1.8V、2.5V、3.3V
-
診断ツールキット
- ケーブルの開放および短絡の検出
- ケーブルの劣化を測定するレシーバの SQI
-
アクティブ・リンク・ケーブル診断
- クロック出力:25MHz、50Mhz (RMII マスタ)
- MDI ピン上で ±16kV のHBM ESD 保護
- 動作温度範囲:–40℃~105℃
- パッケージ:5mm x 5mm、32 ピン、0.5mm ピッチ
All trademarks are the property of their respective owners.
概要
DP83TD510E は、IEEE 802.3cg 10Base-T1L 仕様に準拠した超低消費電力イーサネット物理層トランシーバです。PHY は非常に低ノイズのカップリング・レシーバ・アーキテクチャを採用しており、長いケーブルの到達距離と非常に低い消費電力を実現します。DP83TD510E は、本質安全要件をサポートするために、外部 MDI 終端を備えています。MII、RMII (Reduced MII)、RGMII、RMII Low Power 5MHz マスタ・モードを介して、MAC レイヤと接続します。また、ケーブルの到達距離を 1700m 以上に延長する必要のあるアプリケーション向けに、RMII のバック・ツー・バック・モードもサポートしています。25MHz のリファレンス・クロック出力をサポートし、システム上の他のモジュールをクロックします。DP83TD510E にはケーブル診断ツール、組み込みの自己テスト、ループバック機能が内蔵されており、設計やデバッグが容易です。
機能は同じだが、ピン配列、またはパラメーターが同等ではない比較製品
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |
---|---|---|---|---|
* | データシート | DP83TD510E 超低消費電力 802.3cg 10Base-T1L 10M シングルペア・イーサネット PHY データシート (Rev. B 翻訳版) | 最新の英語版をダウンロード (Rev.C) | 2020年 12月 29日 |
技術記事 | Leveraging single-pair Ethernet in video surveillance applications | 2021年 2月 18日 | ||
技術記事 | How 10BASE-T1L single-pair Ethernet brings the network edge closer with fewer cables | 2020年 10月 5日 | ||
ホワイト・ペーパー | Leveraging Single-Pair Ethernet in Building Automation | 2020年 10月 5日 | ||
アプリケーション・ノート | DP83TD510 Cable Selection and Diagnotics Guide | 2020年 9月 16日 | ||
ユーザー・ガイド | DP83TD510EVM User Guide | 2020年 8月 11日 | ||
その他の技術資料 | DP83TD510E-EVM EU Declaration of Conformity (DoC) | 2020年 7月 29日 |
設計と開発
追加の事項や他のリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックすると、詳細ページを表示できます。ハードウェア開発
概要
DP83TD510E 評価基板は、10Base-T1L に関する IEEE 802.3cg に準拠した DP83TD510 PHY の低消費電力および長いケーブル到達距離という特長を強調します。DP83822 メディア・コンバータ・ボードは、10BASE-TX の標準イーサネットのサポートと、高速なシステム起動を目的として提供しています。また、この EVM には、USB-MDIO グラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) ツールを使用して、PHY のレジスタを構成するためのオンボード・ツールも付属しています。
特長
- メディア・コンバータ:産業用イーサネットからシングル・ペアのイーサネットへの変換
- MII と RMII の各インターフェイス
- オンボードの MSP430F5529 は USB-2-MDIO に対応し、レジスタへのアクセスが可能
- 1000m のケーブル到達距離
ソフトウェア開発
The USB-2-MDIO software lets you directly access the registers during debug and prototyping. (...)
設計ツールとシミュレーション
設計とシミュレーション向けの環境である PSpice for TI を使用すると、内蔵のライブラリを活用して、複雑なミックスド・シグナル設計のシミュレーションを実施することができます。完成度の高い最終機器を設計し、レイアウトの確定や製造開始より前に、ソリューションのプロトタイプを製作することができます。この結果、市場投入期間の短縮と開発コストの削減を実現できます。
設計とシミュレーション向けのツールである PSpice for TI の環境内で、各種 TI デバイスの検索、製品ラインアップの参照、テスト・ベンチの起動、設計のシミュレーションを実施し、選定したデバイスをさらに分析することができます。また、複数の TI デバイスを組み合わせてシミュレーションを実行することもできます。
事前ロード済みの複数のモデルで構成されたライブラリ全体に加えて、PSpice for TI ツール内で各種 TI デバイスの最新の技術関連資料に簡単にアクセスすることもできます。開発中のアプリケーションに適したデバイスを選定できたことを確認した後、TI 製品の購入ページにアクセスして、その製品を購入することができます。
PSpice for TI を使用すると、回路の検討から設計の開発や検証まで、作業の進展に合わせて設計サイクルの各段階で、シミュレーションのニーズに適した各種ツールにアクセスできます。コスト不要で入手でき、開発を容易に開始できます。設計とシミュレーションに適した PSpice スイートをダウンロードして、今すぐ設計を開始してください。
開発の開始
- PSpice for TI シミュレータへのアクセスの申請
- ダウンロードとインストール
- シミュレーション方法説明ビデオのご視聴
特長
- Cadence の PSpice テクノロジーを活用
- デジタル・モデル・スイートが付属する事前インストール済みのライブラリを活用して、ワーストケース・タイミング分析を実現可能
- 動的更新により、最新のデバイス・モデルに確実にアクセス可能
- 精度の低下を招かずに、シミュレーション速度を重視して最適化済み
- 複数製品の同時分析をサポート
- OrCAD Capture フレームワークを土台とし、業界で最も幅広く使用されている回路図のキャプチャとシミュレーションの環境へのアクセスを実現
- オフライン作業が可能
- 以下の点を含め、多様な動作条件とデバイス公差にまたがって設計を検証
- 自動的な測定と後処理
- モンテカルロ分析法
- ワーストケース分析
- 熱解析
CAD/CAE シンボル
パッケージ | ピン数 | ダウンロード |
---|---|---|
VQFN (RHB) | 32 | オプションの表示 |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL rating/ リフローピーク温度
- MTBF/FIT の推定値
- 原材料組成
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
おすすめの製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価モジュール、またはリファレンス・デザインが含まれている場合があります。